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きもので笑顔に
福岡の出張着付けヘアメイク専門 悟(さと)

着付け師になるまでの道のり
こんにちは。出張着付け師の悟です。
今回は、私がどうして着物に興味を持ったのか、そのきっかけになった出来事を振り返ってみたいと思います。
私は成人式に出席しておらず、結婚式にも白無垢や色打掛を着ていません。
自宅には、母のの嫁入り道具の着物があるのはなんとなく知っていて、小学生の頃に祖母の手伝いでお着物を着せてもらった事はありましたが、成人式もスルーして着物とは縁遠い生活を送っていました。
21歳の時、「若いうちに振袖を着て欲しい」と母に言われ成人式代わりに振袖をレンタルで着たり、それからは年に1、2回夏祭りで浴衣を着たり位のものでした。
浴衣は好きな方だったけど、まさか自分が着物を着てお出かけするなんて、着物をお着せする仕事をするなんて、独身時代の私には想像もしていなかった未来です。
そんな私が着物にはまるきっかけとなった日は自分の結婚式。28歳の2009年5月23日。
2次会で着るドレスを用意する手間とお金を節約したくて(笑)、母に
「結婚式の二次会でお母さんの振袖着てもいい? 」
と聞いたことでした。
母はびっくりしていたような、でもとても嬉しそうな顔をしていました。
母の振袖を見たのは、その時が初めてで、(母は見たことがあると思うよと言っていたけど、きっと当時は意識に残らなかったんだろうなぁ)乳白色に薄い黄緑を帯びた不思議な地色に、赤や青の華やかな紅葉の柄のもので、知識の無い私が見ても想像以上に素敵で、
節約のためのお願いでしたが、この着物を着られるのは楽しみだなぁと思いました。
さて結婚式の披露宴が終わり、2着ドレスを着て半日立ちっぱなしでくたくたの体。
「あーそうだ。これから着物を着るんだったんだ。もうひと仕事大丈夫かな😨」
と、ちょっと不安な気持ちでお着付けの場所に立ちました。次の瞬間、雷に打たれたような衝撃を受けます。
最初の補正用のタオルを体に巻きつけて紐を当てる作業。思わず、
「え?こんなにゆるくて大丈夫なんですか?」と声が出ていました。
タオルも補正も襦袢も体に置いていく感覚しか無くて負荷が全く感じられなかったのです。
負荷がないのに動かない。新しい皮膚になって守ってくれる様な肌触り。
私はウェディングハイ?状態だったのか
「わー、なにこれ、きつくない!気持ちいいー!」
と、歓声を上げながら着付けを、してもらっていたと思います。(当時の着付師さん、申し訳ありません。)
私はお着物の包み込んでくれるような、守ってくれるような「優しい着心地」に心を奪われたのでした。
その後の2次会でも、ずっと着心地が良くむしろ脱ぎたくない位で、結婚式後は旦那とは別行動だったので(笑)結局、午前4時ぐらいまで、着物を脱がなかった記憶があります。
生まれつき、アレルギー体質で、アトピー肌の私。お化粧や、肌を出すワンピースやドレス、化学繊維等のお洋服は負担に感じていて、おしゃれしたくても選択肢の幅が狭いなぁと嘆いていた私が
「これだったら、着物だったら、私の勝負服になってくれるのかもしれない!」
と思った瞬間でした。
私の着物との出会いは「圧倒的に気持ち良く着せてもらった」所から始まったのでした。
それがどうやって人に着せることに移っていったのか、それはまた次回に✨
さて、長くなりましたが、ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、ありがとうございます。
ここから現在まで、12年の月日が経ち、いろいろありながらも今もその時の着心地を提供したくて、日々励んでいます。
次回は、この勢いで着物教室に通う話、他装を習うきっかけ、着物関係のお仕事につこうと思った話など、不定期で書いて行けたらと思います。
よかったらぜひまたご覧ください。

